英語を学習していく上でまず目指していくのは英検Ⓡです。英検Ⓡは5級から始まり、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と分かれています。そして中学生のうちに取得しておきたいのは英検Ⓡ3級(中学3年終了レベル)
5級、4級はマークシートのみでリーディングとリスニングのみですが、3級になるとマークシートのリーディング、リスニングに加えライティングとスピーキングも加わります。そこで今回は3級のライティングの対策のコツをご紹介していきます。
\過去問を解いてから挑みたいよね♪/
時間配分のコツ
ライティングはリーディングと同じ時間内で書かなければなりません。3級はリーディングとライティング合わせて50分になります。リーディングは全部で30問あります。その30問の中に長文もあったりと、ライティングも合わせると時間がかなりギリギリです。
ライティングに取っておきたい時間:10分~15分
テストはリーディング、ライティングの順に問題があります。テスト開始したら、まずライティングの問題を読みましょう!
なにについて聞かれているのか把握しましょう。残り10分で初めて問題を見てそこから考えてライティングに取り組むより、あらかじめ、問題を理解しておいて残り10分ですぐに書き始めれるほうが効率的です。
リーディングをやりながら、頭の片隅でライディングの理由を意識していくのがポイントです。
リーディングに時間かけすぎてライティングの時間がなくなっちゃった~とならないようにね
点数配分もリーディング550点、ライティング550点、リスニング550点となっているからライティングもがっつりの点数だからしっかり対策して挑もう!
絶対押さえておきたいポイント
質問に対してちゃんと回答になっているか。ここは一番重要なところになってきます。質問の最初の疑問詞をしっかり確認して回答を考えましょう。
Which・・・〇or〇?→どちらかを聞いているので、どちらか1つを選んで理由付けしていきましょう。選択にないものを選んで主張してもダメです。
What・・・・?→何をするのが好きなのか?とかどんな国へ行きたいか?などの質問が多くでます。まずは自分の意見を1つあげましょう。それに対してそれを選んだ理由を2つ書きます。
How often・・・・?→どれくらいの頻度で〇〇をするのか?まずは毎日なのか週に2回なのか頻度を答えます。頻度に対しての理由は難しいので、補足情報を2つ書くイメージで大丈夫です。
いろいろなパターンで一通り練習しておくと安心ですね
最初に自分の意見を言ってそれに対して理由を2つ書かないといけません。注意するポイントとしては2つの理由が似ていると1つの理由としてみなされてしまうので気を付けましょう。できるだけ全然違う方向から理由を2つ考えれるといいですね。
文章の構成は必ず、「自分の意見」→「理由1」→「理由2」となる必要があります。理由を先に書いて最後に自分の意見をもってくる構成もNGです。しっかりこの順番は守りましょう。
逆に言えばこの構成でひたすら練習していけば大丈夫です。
また、いくら語数が満たされていても理由が1つしかない場合は減点になります。
3級合格対策として多くの単語を覚えていくことも重要です。ただ自分が思いついた理由のかなで英語で知らない単語があっても、それに似たような自分の知っている単語はないかを探す力も必要です。
とにかく練習をすれば点数は確実にとれます。
書き方のコツ
上記で押さえておきたいポイントを紹介しましたが、今から紹介する構成でしっかり練習いていけば点数はかなり取れます。
自分の意見because____________________________________.
Also, __________________________________________.
この構成はしっかり押さえておきましょう!
やってはいけないこと
3級のライティングの語数は25語か35語と限られています。その中で読み手が納得するような理由付けを2つしていかなければなりません。しかし、3級にチャレンジする方はまだまだ語彙力や表現力が豊富ではないので25単語はなかなかの量です。
そこでやりがちなNGをご紹介します。
- veryを重複する:例) It’s very very interesting.
- 書き出しと締めの文章を重複する:例)書き出し→I like reading books.============So, I like reading books.
このように明らかに文字稼ぎと考えられる重複や、書き出しと最後の分が全く同じ文章を書くのはマイナスポイントにつながります。 - 2つのうちのどちらがより好きか?という質問に対して選んでないほうが好きではないからという理由
例) Q:Whis do you like better, rice or bread? (ごはんとパンどちらがより好きですか?)
NG: I like rice. Because I don’t like bread.
このようにご飯を選んで、パンが好きではないからというのはNGです(実際パンが好きではないかもしれませんが)
ライティングを書くポイントとして、選んだ理由を主張してください。選んでないものに対してのコメントは書かないということです。
締めの文章は特に必要はありません。なるべく2つの理由で文字数が達するように書きましょう
困ったときはおばあちゃん
3級のライティング問題でよくあるのが、こういった質問です。
・Which country would you like to visit?
・Which city would you like to travel?
・What do you like to do on weekends?
・What are you going to do this Sunday?
訪れてみたい国や、旅行したい都市、週末にする好きなこと、今週の日曜日は何する予定かなど。だいたい理由1つは思いつくのですが、2つ目の理由がなかなか思い使い方が多いです。
大きな声では言えないですが、ライティングをするにあたり、必ずしも事実を書かなくてもいいんです。
もう1つの理由は「おばあちゃん」に頼りましょう!
例①
Q:Which do you like to do on weekends?
A:I like to play soccer in the park with my friend because I want to be a soccer player. Also, I often go to my grandmother’s house. She makes a cake for me. It is delicious. (34語)
例②
Q:Which city would you like to travel?
A:I would like to travel to Osaka because my favorite food is takoyaki, so I want to try it in Osaka. Also, my grandmother lives there. I want to visit her.(31語)
こんな感じで「おばあちゃん」がその都市に住んでいたり、何か作ってくれたりということを理由の1つにするといいですよ。
もちろん「おばあちゃん」の他に「友達」に置き換えてもOKだよ
2つ理由を絞り出すのが難しかったら、こんな感じで乗り切りましょう!
文字数が足らないときのお助けワード
あと数単語足らないということがよくあります。そこで文字数を増やすために覚えておくといいお助けワードを紹介します。
- 「いつ」を付け加える:every day, every 〇〇, on Sundayなどいつその行動をするのかを付け加えるといいです。
*「いつ」は文章の最後に書きましょう。 - 「どこで」を付け加える:at (the) 〇〇, in (the) 〇〇など場所を付けくわえましょう。
- 「誰と」と付け加える:My friend and I ~~~のようにIだけでなくMy friend and を足すだけで3語もプラスになります。
*Iは必ず後に持っていきましょう。×I and My friend 〇My friend and I - often, always, usuallyなどの頻度を表す単語を付け加える
例)Q:Which do you like better, summer or winter?
A1:I like winter because I go skiing.(7語)
A2:I like winter because my friend and I go skiing in Nagano every winter.(14語)
「いつ」「どこで」「だれと」を付け加えるだけで、語数も倍になるし、文章の表現も豊かになり、より相手に伝わりやすい文章が完成します。
これをちょこっと意識するだけで、あっという間に語数は満たされますよ
ポイントを押さえてテストに挑んだ結果
実際に中学3年生が、ある年の秋の英検Ⓡ3級試験を受けました。今までお伝えしたポイントを押さえながら練習した結果です。
<生徒A>
ライティングの点数が550点満点中490点と9割近い得点を取ることができ、無事合格しました。
<生徒B>
ライティングスコアが550点満点中なんと550点と満点を取ることができ、無事合格することができました。
まとめ
英語学習をするにあたり、英検Ⓡにチャレンジする方は多いではないでしょうか?学校や学習塾ではなかなか英検Ⓡの対策をしてくれないですよね。でも一人で対策するのも何をしていいのか分からないですよね。
この記事を参考に練習をしてみてください。そしてどんどん上の級を目指していってくださいね。